H27日誌(明高ニュース)

H27明高ニュース >> 記事詳細

2016/03/01

第9回卒業式

| by Netcommons管理者
3月1日(火)本校体育館において第9回卒業式が挙行されました。今年は197名の卒業生が愛国の学舎を旅立ちました。卒業を迎えた皆さんの前途が幸多いものになることを心から祈るとともに、母校、そして私たち教職員はいつまでも皆さんのことを温かく見守り、応援していきます。




平成27年度 北海道釧路明輝高等学校 第9回卒業証書授与式 校長式辞

 いまだ降り積もる雪の中にも、時折、春の兆しを感じさせるやわらかな陽射しがふり注ぐこの佳き日に、ご来賓各位並びに保護者の皆様の祝福の中、北海道釧路明輝高等学校第9回卒業証書授与式を挙行できますことは、本校にとって大きな喜びであり、ご臨席を賜りました皆様方に対し、衷心よりお礼申し上げます。

 ただ今、卒業証書を授与されました197名の皆さん、卒業おめでとうございます。
 皆さんは、本校に入学以来、校訓「輝ける挑戦者たれ」のもと、学習や行事、部活動に励み、たゆまず自己を磨いてきました。今、この3年間を振り返り、皆さんの胸の中は充実感や達成感とともに、これまで自分を支えてきてくれた友人やご家族に対する感謝の念で満ちあふれていることと思います。皆さんの3年間の努力に敬意を表するとともに、心からお祝いを申し上げます。

 また、この3年間、お子様を見守り、支えて来られた保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。お子様がたくましく成長し、こうして卒業の日を迎えられましたのも、保護者の皆様から、本校の教育活動に対する特段のご理解とご協力をいただけたからであり、改めてお礼を申し上げます。

 さて、卒業生の皆さん、皆さんは、グローバル化の一層の進展や情報通信技術の加速度的な発達、急速に進行する少子高齢化などを背景とした「予測不能な時代」を、社会の一員として生きていくことになります。
  昨年実施された国勢調査の結果によると、日本の人口は1億2700万人余りであり、1920年の調査開始以来初めて減少に転じました。こうした中、全国の各自治体では、地域の活性化を図るべく様々な振興策に取り組んでおり、釧路市においても、このたび国の「観光立国モデル都市」に選定され、世界に通用する魅力ある観光都市を目指そうとしています。
  これからは、創意工夫の時代です。「予測不能な時代」だからこそ、前例に固執せず、現状を分析する力と柔軟で斬新な発想力、そして他者と協働する力で力強く未来を切り拓き、社会に貢献していくことが重要です。

 そうしたこれからの社会を担っていく皆さんに、私からの餞(はなむけ)として、ある言葉を贈りたいと思います。
 中国の書物で「論語」というものがあります。「論語」は、古代中国の思想家である孔子の言葉などを集録した書物ですが、その中に、孔子自身が人生を振り返って述べた、次のような言葉が記されています。「私は、15歳のとき、学問に志した(志学)。30歳になって、学問の基礎ができ自己の立場が確立した(而立)。40歳になって、物の道理が分かるようになり、心に惑うことがなくなった(不惑)。50歳になって、天が与えた使命を自覚することができた(知名)。60歳になって、人の言うことが素直に聞けるようになった(耳順)。70歳になると、自分のしたいことをそのまま行っても、道理にはずれることがなくなった(従心)。」

  人生のスタートラインに立った皆さんに、人生を振り返った言葉はそぐわないかもしれませんが、社会が激しく変化する今日において、社会人・職業人として直面する様々な課題に立ち向かいながら、生きがいをもって充実した人生を送っていくためには、「自らの心に従った行いが、社会や周りの人々にとっても有益である」ということは大切であると、私は思います。

 皆さんは、本日、この釧路明輝高等学校を巣立っていきますが、皆さんのこれからの人生においては、様々な困難に遭遇することもあろうかと思います。しかし、私は、総合学科である本校で学んだ経験が、必ずや皆さんの行く手を明るく照らしてくれるものと確信しています。

 皆さんが、進学する大学を選択したり、就職先の企業を選択したりしてきたように、人生は選択の連続です。これからも「予測不能な時代」の中、様々な場面で様々なことを選択しながら生きていくことになります。しかし、何かを選択し、それが満足できる結果とならなかったとしても、それを選択したこと自体は決して誤りではありません。選択したことを後悔するのではなく、選択したことがよかったと思えるまで、最大限努力することが大切なのです。そうすることによって、「正しい選択」だったと言えることになるのです。

 今後とも、どんな困難からも逃げることなく、生涯にわたり挑戦者として立ち向かい、輝かしい未来に向け、一歩一歩着実に歩みを続け、充実した人生を送られることを願ってやみません。

 終わりに、卒業生の皆さんの洋々たる前途を祝し、また、これからの大いなる健闘を期待するとともに、本日ご臨席を賜りました皆様のご健勝を心からお祈り申し上げ、式辞といたします。

平成28年3月1日
北海道釧路明輝高等学校 校長 山本 明敏

12:00 | 今日の出来事